【オンライン学祭のリアル】桜美林大学の大学祭実行委員長を取材しました

2021年1月8日学祭

みなさんこんにちは。2021年が始まり、「今年こそは何か大きなことを成し遂げてやる!」そんな熱意に燃えている学生さんも多いのではないでしょうか?今回は桜美林大学の54代目大学祭実行委員長である三浦晶子さんにコロナ禍での大学祭の企画・運営、そして今年初の試みとなるOB・OG向けイベント「ホームカミングデー」での活動についてお話を聞かせていただきました。

大学祭実行委員会ってどんな組織?

ーー三浦さんが委員長をされている大学祭実行委員会について教えてください!

三浦:大学祭実行委員は主に大学祭の企画と運営を毎年行っています。それに加えて、大学祭の前に地域のお祭りや活動にお手伝いとして参加をしながら広報活動なども行っています。また今年は初の試みとして、大学の校友課の方々が主催している「ホームカミングデー」のお手伝いなどもさせていただきました。大学祭実行委員会は大学内最多人数が所属する組織で、約350人が所属しています。

大学祭の準備を行う大学生
大学祭当日の大学祭実行委員会のみなさん

コロナ禍での大学祭、例年との違いは?

ーー今年はコロナウイルスの流行がありましたが、例年と比べて大きな変化があった部分はありますか?

三浦:今年は54回目の大学祭だったのですが、歴史上初めて大学祭がオンラインによる開催となりました。大学祭当日だけでなく、前段階の準備も例年とは大きく異なり、大部分をオンラインにて行いました。初めての試みだらけの1年だったと思っています。

ーー例年とは大きく異なる状況の中で、困難だったことはありますか?

三浦:準備期間には、例年月に一回総会を行なっていたのですが、コロナウイルスの流行により、この総会も完全にオンラインに移行することになりました。zoomを使用して総会やミーティングなどを行なっていたのですが、やはりどうしても相手の状況を画面越しから感じとることが難しく、一方的なコミュニケーションになってしまうということに課題を感じていました。 そんな状況を受けて、オンライン部室という試みを始めました。週に2回、誰でも自由に参加できるようにzoomの部屋を開放するという試みです。しかし、結局は来る人が固定化されてしまうなどの課題がのこり、コミュニケーションの難しさは日々感じていました。

ーー困難を感じながらも、様々な工夫をしながらコミュニケーションをとっていたのですね。大学祭のオンライン移行はいつ頃決定されたのでしょうか?

三浦:8月に大学祭のオンライン移行が決定しました。これまでずっと対面で開催してきたので、なんとか今年も対面で開催したいという想いがあり、ギリギリまで検討を重ねました。最終的には部署のリーダーを全員集めた話し合いを経て、オンラインへの移行を決定しました。在学生だけ入校可能な状態で大学祭を開催するという選択肢も取れないことはなかったのですが、感染の拡大状況によっては、大学内での感染リスクなどの懸念により、大学祭が中止になってしまうかもしれないという可能性がありました。各部署のリーダーたちも、対面で実施したいという想いを強くもちながらも、一番現実的に大学祭が開催できる方法を考え抜いて、話し合いに参加してくれました。

ーー皆さんが様々な想いを抱いて、オンラインへの移行が決定したのですね。

三浦:オンライン大学祭では、リアルタイムの配信と、あらかじめ撮影したコンテンツの配信どちらも行いました。割合としては、8割ほどがリアルタイム配信での企画でした。

ーーそうなんですね。リアルタイムでの配信は事前にコントロールできない部分が多いのでより難易度が高そうですが、リアルタイム配信でのコンテンツを多めに行なったことには、何か背景があったんですか?

三浦:大学祭がオンラインに移行すると決まったものの、私たち自身「オンラインイベント」というものの想像があまりついていなかったんです。なので、他の大学のオンライン大学祭などを視聴するところから始まりました。実際に視聴者としてみてみると、やはりリアルタイムでの配信の方がより臨場感を届けられると感じたので、リアルタイムでのコンテンツを多く行いました。 オープニングで音声が出ないなどリアルタイムだからこそのハプニングもあったのですが、事前に想定されるリスクを洗い出し、マニュアルを作成していたので、無事大きな滞りなく大学祭を終えることができました。

大学祭の準備を行う大学生
より臨場感を届けることのできるリアルタイム配信8割で大学祭を実行

ーー今回初めて大学祭をオンライン上で開催されたと思うのですが、やってみてよかったなと感じた部分はありますか?

三浦: どこからでも視聴することができるということはオンラインイベントの強みだなと思いました。大学祭実行委員のご両親などから、「今回初めて大学祭を見ることができました。」という声をいただき、お届けすることができる範囲が広がるということはオンラインならではの良さだなと思いました。 大学祭終了後、後輩の代が「来年もオンラインでの配信を続けて、対面とハイブリットでやりたいです!」と声をかけてくれたんです。初めてのオンライン開催で困難なこともあったし、これで正解なのかと迷う時もあったのですが、そう声をかけてもらえてとても嬉しかったです。 また新しい試みにたくさんチャレンジできたことも、今後に向けての大きな一歩になったと思っています。例えば、今年から初めて、日々の活動を映した動画をYouTubeにアップするという試みを始めました。最初から全て順風満帆にいく訳ではなく、アップロードしても見てもらえなかったり、視聴回数が伸びなかったりとまだまだ課題もたくさんありますが、これらの課題は、新しい試みを始めたからこそ、見えてきたものだなと思っています。

今年初の試み!ホームカミングデーのお手伝いについて

ーー 今年から初めてホームカミングデーのお手伝いもされていたと冒頭でお聞きしたのですが、こちらはどんな活動を行なっていたのでしょうか?

三浦:校友課の方に声をかけていただいて、OB・OGの方々が集うホームカミングデーのお手伝いをさせていただきました。大学祭と同じく、ホームカミングデーも今年はオンライン上で開催されました。大学祭実行委員としては、3つの企画に関わらせていただきました。

ーー具体的にどのような企画のお手伝いをされていたのか教えてください。

三浦:まず1つ目は、今の大学生の実態についてお話しする企画に出演者として関わらせていただきました。今の大学生のリアルについて知っていただくために、「最近購入した一番高価なものは?」などの質問に答えながらお話をさせていただきました。 2つ目は、卒業生に向けてのキャンパスツアーを担当させていただきました。こちらもオンライン上でのキャンパスツアーだったのですが、実際に大学構内を回って、配信をさせていただきました。 3つ目は、特別強化クラブと呼ばれる、部活動を行なっている学生たちを取り上げる企画を担当させていただきました。「同じ大学生の目線から企画を考えてもらった方が面白いのではないか。」と校友課の方からご提案いただき、台本や撮影するときの画角などを企画させていただきました。

ーー ホームカミングデーのお手伝いを通して感じたことがあれば教えてください。

三浦:まず、卒業生の方々が非常に強く関心をもってくださっているということを知ることができました。常に100人以上の方々がずっと見てくださっていて、コメント欄でも当時の大学生活のことや思い出について発信してくださる視聴者の方がとても多かったことが印象的でした。 今回、大学祭でOB・OGの方々との対談をコンテンツとして実行させていただきました。その繋がりで、今回ホームカミングデーにも関わらせていただくことになったのですが、来年以降も大学祭で卒業生の方と関わらせていただくコンテンツを企画していきたいなと思いました。 また、配信方法でも大きな学びがありました、大学祭ではパソコンを固定して配信を行なっていたのですが、ホームカミングデーではキャンパスツアーのように移動しながら配信するコンテンツなどがあり、今後大学祭でもチャレンジしてみたいなと感じました。

初めてだらけの1年を終えて、見えてきた今後の展望とは?

ーー今後の展望について何か感じていることがあれば教えてください。

三浦:今回ホームカミングデーで大人の方と働かせていただく中で、スピード感に非常に圧倒されました。みなさんお仕事をされながら、ホームカミングデーの企画もされていたので、短時間でどんどん企画が出来上がっていきました。そんな様子を間近で見させていただいたことで大きな学びになったなと感じています。一方で、校友課の方々からは、「学生はやはり勢いがあっていいね!」や「熱量持って取り組んでくれるね。」という声をかけていただき、私たち大学祭実行委委員からも、私たちならではの価値を産み出し、貢献できるという実感を得ることができました。協働することで、非常に大きな良いインパクトを産み出すことができるのではないかと感じています。 実際に、現在校友課の方々が主催されている「月イチホムカミ」という月に1回のオンラインイベントでもお手伝いをさせていただいています。今年の大学祭やホームカミングデーをきっかけに、協働させていただくという一歩を踏み出せたことは、とても大きな意味があったのではないかなと感じています。

大学祭の準備を行う大学生

ーー困難なこともたくさんあった1年だったと思うのですが、そこに挫けることなく挑戦を続けたことで、たくさんの未来へのタネを蒔くことができた1年だったのですね。ありがとうございました!

\ガクチカの最新情報・イベント情報を受け取ろう/

2021年1月8日学祭

編集担当者 ガクチカ編集部